- 作成日: 2023/4/22
- 環境: WSL2: Ubuntu
この README.md
が置いてあるディレクトリ(00_FISH/
)に移動し,install_fish.sh
ファイルを実行すると fish がインストールされる.途中,sudo
コマンドを使うために Ubuntu のパスワードが要求される.
$ cd 00_Fish/
$ bash install_fish.sh
インストール完了後,fish
と打つとお魚のアスキーアートの表示とともに fish が起動する.
$ fish
初期画面の例
fish から bash に戻りたいときは bash
と打てばよい.
$ bash
Bash に慣れている人向けの補足
~/.bashrc
に対応する設定ファイルは~/.config/fish/config.fish
- 環境変数の定義やfor文など bash/zsh といくつか記法が異なるが,普段使いには困らないはず
- alias に加えて abbr (=abbreviation) という機能が導入されている.使い方は alias と同じだが,abbr はスペースを打つと自動で展開される.例えば
という abbr を設定すると,
# ~/.config/fish/config.fish abbr -a g g++ -std=c++17
g
と打ってスペースを押せばのようにコマンドを置き換えてくれる.もちろん編集可能.コマンドの可読性が上がるので alias の代わりに abbr の使用をオススメする.$ g++ -std=c++17
Ubuntu の起動時にはデフォルトの shell が呼び出される.echo $SHELL
を実行すると現在の設定が確認できる.Ubuntu では通常 bash
が指定されているはず.
$ echo $SHELL
/usr/bin/bash
デフォルトの shell を変えるには,chsh
コマンドに変えたい shell のパスを渡せば良い.なお,fish や bash shell のパスは which
コマンドで調べられる.
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bash -> fish
$ which fish /usr/bin/fish $ chsh -s /usr/bin/fish
-
fish -> bash
$ which bash /usr/bin/bash $ chsh -s /usr/bin/bash
~/.config/fish/themes/
に Dracula theme を追加してある.これを有効にするには fish の設定ファイル ~/.config/fish/config.fish
にテーマを読み込ませるための記述を加える必要がある.既にコメントアウトして書いてあるので,#
を外すだけでよい.
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前
# fish_config theme choose "Dracula Official"
-
後
fish_config theme choose "Dracula Official"
~/.config/fish/config.fish
などの設定ファイルの編集は vim や emacs 等のターミナル上で開けるエディタを使うと楽だが,初学者には難しい.そこで,設定ファイル等をテキストエディタアプリで開く方法をいくつか書いておく.
- File Explorer から探して開く(面倒)
- 1 を Ubuntu から実行する
$ explorer.exe ~/.config/fish/config.fish
- Ubuntu から vscode を立ち上げて開く
$ code ~/.config/fish/config.fish
コマンドパレットを開き (ctrl+shift+P),
> Terminal: Select Default Profile
と入力して選ぶと,シェルが選択できるようになる.ここでfishを選択する.
Apt コマンドがあるなら上と同じ方法でインストールできる.
しかし,M1チップで apt コマンドが使えない現象が発生する.
Homebrewから入れる
Homebrew の入れ方
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Command Line Tools (CLT) for Xcode を入れる
$ xcode-select --install
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brew のインストール
$ /bin/bash -c "$(curl -fsSL https://raw.githubusercontent.com/Homebrew/install/HEAD/install.sh)"
コマンドを実行すると,最後の方に以下のようなコマンドを実行するように言われる.表示されたコマンドをコピーして実行する.
$ echo 'eval "$(/opt/homebrew/bin/brew shellenv)"' >> /Users/[your-user-name]/.zprofile $ eval "$(/opt/homebrew/bin/brew shellenv)"
brew が入っていることを確認
$ brew --version
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fish のインストール
$ brew install fish
コマンドを実行すると,最後の方に以下のようなコマンドを実行するように言われる.表示されたコマンドをコピーして実行する.インストールされた fish コマンドのパスを確認しよう.
$ which fish
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/opt/homebrew/bin/fish
と出た場合fish のパスを追加
$ fish_add_path /opt/homebrew/bin
fish シェルを標準シェルに追加
$ echo /opt/homebrew/bin/fish | sudo tee -a /etc/shells
デフォルトシェルを fish に変更
$ chsh -s /opt/homebrew/bin/fish
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/usr/local/bin/fish
と出た場合fish のパスを追加
$ fish_add_path /usr/local/bin/
fish シェルを標準シェルに追加
$ echo /usr/local/bin/fish | sudo tee -a /etc/shells
デフォルトシェルを fish に変更
$ chsh -s /usr/local/bin/fish
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