Skip to content
This repository has been archived by the owner on Jun 15, 2023. It is now read-only.

Latest commit

 

History

History
84 lines (59 loc) · 7.06 KB

LESSON-02.md

File metadata and controls

84 lines (59 loc) · 7.06 KB

レッスン2 : Eclipseの基礎とMaven,Git統合

本レッスンではEclipseによるJavaプログラミングの基礎と、MavenプロジェクトやGitとの統合方法を学びます。 これにより以下のスキルを身につけることができます。

  • EclipseでJavaアプリケーションを開発する。
  • EclipseでMavenプロジェクトを管理・ビルドする。
  • EclipseでGitHubリポジトリを操作する。
  • EclipseでGitHubリポジトリ上のMavenプロジェクトをインポートする。

実習2-1 : EclipseのインストールとHello, World

本資料では、Eclipse 4.5.2 以上の「Eclipse IDE for Java EE Developers」パッケージを以下よりDLしてインストールする。

※上記のいずれかのバージョンで構わない。筆者個人は、枯れた 4.5.2 を使っているが、本資料の範囲であればそれ以上のバージョンでも問題ないと思われる。

WindowsでEclipseのパッケージ(.zipファイル)を展開する際のコツ

  • エクスプローラの展開機能を使う。
  • C:\work など短いフォルダ名の下に展開する。
  • (Eclipseのファイルツリーでは、内蔵プラグインなどで長いフォルダ名が含まれる。そのため、長いフォルダ名の下に展開しようとすると、Windowsのファイル名/フォルダ名の長さ制限に引っかかってしまい展開エラーとなる場合が出てくるため、それを回避するために上記のようなコツが必要となる。)

EclipseでJavaのHello, World

  • File -> New -> Java Project
  • (書籍や検索でカバーできる内容のため、本資料では詳細省略)

コラム : eclipse.ini の設定

  • Eclipseのインストール先フォルダを見てみると、実行ファイルと同じフォルダに eclipse.ini というファイルがある。
  • これを編集することで、Eclipse自体の実行に使うVMを変更したり(特定バージョンのJDKにするなど)、JVMが使うJavaのヒープメモリサイズなどを変更することができる。
  • 詳細 : https://wiki.eclipse.org/Eclipse.ini 参照のこと。
  • 筆者の個人的な好みだが、 -vm で明示的にJDKを使うように設定している。これをすると、Eclipseが確実に、JDKのビルドパスを自動認識してくれるため。

実習2-2 : EclipseのJavaプロジェクトでの外部ライブラリの利用

  1. 作成したJava Projectのフォルダに jar ファイルを配置
  2. プロジェクトのプロパティより、"Java Build Path" -> "Libraries" タブ -> "Add JARs" で追加

(書籍や検索でカバーできる内容のため、本資料では詳細省略)

実習1-3 でやったような、guava を使ったHello, WorldをEclipseでどう実現するか試してみよう。

実習2-3 : EclipseでのMavenプロジェクトのインポートと管理

EclipseでMavenプロジェクトを扱うには m2e プラグインが必要である。 少なくともEclipse 4.5.2 以上の「Eclipse IDE for Java EE Developers」パッケージを使えば、m2eプラグイン が同梱されているので、そのままMavenプロジェクトを扱うことができる。

以下の手順で実習1-7までのMavenプロジェクトをEclipseでインポートし、ビルドに成功するか試してみよう。

  1. 本リポジトリをzipなどでダウンロードし展開する。
  2. Eclipseから File -> Import -> Maven -> Existing Maven Projects を選択し、Next をクリック
  3. Root Directory で exercise01-07_tips/hello-maven を選択すると、Projects で pom.xml が認識されるので、チェックを入れて Finish を選択。
  4. 自動でソースフォルダやビルドパスが調整され、ビルドに成功することを確認する。
  5. Eclipse上にインポートしたMavenプロジェクトを右クリックし、"Run As" メニューから Maven の clean や test フェーズを実行してみる。また、Mavenの実行設定で package フェーズなどお好みのフェーズを実行させてみる。

Eclipse上で作成したJavaプロジェクトとの大きな違いは、外部ライブラリのビルドパス設定にある。

  • Eclipse上で作成したJavaプロジェクトの場合、開発者が手動でローカルフォルダ上のjarファイルをプロジェクトのプロパティの Java Build Path に追加する必要がある。
    • ライブラリjarファイルをどこに配置して、Java Build Path に追加するか、開発者や開発チーム間で取り決めとルール作りが必要。
    • ライブラリjarファイルそれ自体もどこで管理するか決める必要がある。
  • EclipseにインポートしたMavenプロジェクトの場合、Mavenが自動でローカルの $HOME/.m2/ 以下に依存関係のjarをDLする。m2eプラグイン側でそれらをまとめて "Maven Dependencies" として自動で Java Build Path に追加してくれる。
    • 最初に pom.xml に依存関係を登録してしまえば、あとはMavenとm2eプラグインが全て自動で処理してくれる。

コラム : JUnitのテストケースをEclipse上で実行

実習1-7の段階のhello-worldにはJUnitのテストクラスが含まれている。 Eclipse上にインポートできたら、テストクラスを右クリックして "Run As" -> JUnit Test で実行できるので試してみよう。

実習2-4 : EclipseからGitHubリポジトリを操作

少なくともEclipse 4.5.2 以上の「Eclipse IDE for Java EE Developers」パッケージであれば EGitプラグイン が同梱されており、これを使ってGitHubリポジトリをcloneしたり、ローカルのGitリポジトリを操作、リモートにpushすることができる。

以下の手順で、最終的に実習1-7のMavenリポジトリをGit管理下でEclipseにインポートし、変更をpushできるか試してみよう。( GitHubアカウントが必要 )

  1. 本リポジトリを自分のGitHubアカウントにforkする。
  2. Eclipseの Window -> Perspective -> Open Perspectives から Git Perspective を開く。
  3. Git Repositories View を開き、fork したGitHubリポジトリをローカルに clone する。
  4. File -> Import -> Maven -> Existing Maven Projects を選択し、ローカルに clone した exercise01-07_tips/hello-maven をインポートする。
  5. 適当にファイルを編集し、commit / push を試してみる。

以上でレッスン2を終わる。

レッスン3では、自分で新規にGitHubリポジトリを作成し、Nettyを使ったWebアプリケーションや LittleProxy を使ったローカルHTTPプロキシを作成、GitHub上で公開する方法を学ぶ。