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現場でIoTやAIの開発を試みていますが、信号処理等の専門知識抜きでは仕事が出来ない事が分かりました。
雑誌やウエブ記事に書かれているIoTやAIの世界と現場の世界の間には、大きな乖離が見られます。
バズワードの世界と現実の世界は異なります。まず、IoTやAIに必要とされるスキルは、ITのスキル、統計学的手法や機械学習よりも、計測や医学などの専門知識の方です。確立された理論や数式の組み合わせで新たな価値を創造する方が先です。
IT中心でIoTやAIを考えると、フレームワークやテクニックの話ばかりになり、肝心の中身の話に至りません。かつて、SDNの分野でも同様な問題が見られました。即ち、ITだけ追求すると仕事がなくなります。ITは「読み書きそろばん」で、目的ではなく、実現手段の一部でしかありません。
私自身、LPWA、振動センサ、マイクセンサ等、現場で扱ってきましたが、スキル不足なところが多々ありました。雑誌やウエブ記事に書かれるように、IT(Node-RED, AWS IoT等)や機械学習(TensorFlow)や電子工作(PIC, 3Dプリンタやプリント基板設計)をかじっていましたが、それだけでは現場で仕事が出来るようにはなりません。私には物理学の知識や電子交換機の開発経験あり、自分に足りないスキルが何なのか、明確に分析出来ます。
本プロジェクトの目的は、教科書を片手に「つくりながら信号処理を勉強し」、自身に足りないスキルを埋め合わせするものです。
先日、幕張メッセで開催されたテクノフロンティアという展示会に行きましたが、STマイクロさんのブースで、STM32評価ボードやMEMSマイクを無償でいただきました。これを使って信号処理を勉強しています。STマイクロさんへ大変感謝いたします。
大学で物理学を勉強しましたが、確立された理論や数式の美しさに魅力を感じます。社会に出てからは、物理学の知識を活かす機会は皆無でしたが、IoTやAIの仕事では物理学も必要になって来ました。IT中心の時代から、再び物理学やハードウエアの時代へ!何十年も我慢して、ソフトウエア開発やSEの仕事に留まっていましたが、私にとっては、すばらしい時代がやって来ました!
目的の説明抜きでいきなり数式が出てくるところ多々ありますし、あれこれと詰め込みすぎ感あります。正直、分かりにくい。しかし、参考書としては、とても良い本だと思います。
Amazonで評価が高かったので、Amazonから購入しました。IT系技術者が信号処理を勉強するとき、最初に読む本としてお勧めです。ただ、サンプルコードがWindows前提のC言語で書かれていますが、今どきは、Python/numpyでサンプルコードを書きJupyter Notebook上で実行できる方が良いと思います。