エルフ先生井の頭公園の近くに住むというエルフ。小説を書いている。語り手を兼ねている。モデルは原作者自身で、外見は原作者の普段使いのエルフアバターの通り。
竜神様井の頭公園の池に住むという竜神。弁財天と習合し、池にある弁財天のお堂に済んでいる。恋人たちがイチャイチャするのを見ているのが好き。外見は特に設定がないが、紫苑ちゃんがイメージ的に合いそう。
ラスクお花見デートに井の頭公園を訪れた猫耳娘。ちょっと気が早いところがある。幼なじみで恋人のハオランと井の頭公園駅で待ち合わせる。外見は当然ラスクちゃん。
ハオランラスクの幼なじみで恋人。ちょっと粗忽なところがある。外見は当然ハオランくん。
サキュバス井の頭公園の龍神様の力を奪い、この地を手に入れようとしている悪魔。ハオランに酒を飲ませて酔い潰れたところを襲おうとしていたが、あっけなく龍神様に懲らしめられる。
天使A天界から悪事をはたらく悪魔を取り締まりに来た天使の一人。サキュバスを連行する。仕事はできるがちょっとうさんくさそうな刑事のイメージ。
天使B天界から悪事をはたらく悪魔を取り締まりに来た天使の一人。天使Aの部下でコンビを組む。ちょっと気弱。
居酒屋の大将駅前の居酒屋の大将。けっこう気さくな人。眼鏡をかけた男性。
駅員井の頭公園駅の駅員。
救急隊員Aハオランを担架に乗せて救急搬送する救急隊員。救急救命士の資格を持ち、ハオランの手当てを行う。
救急隊員Bハオランを担架に乗せて救急搬送する救急隊員。ラスクの同行を許可する。
大阪の友人A大阪から来たエルフ先生の友人。井の頭公園ラスク(お菓子の方)を褒める。
大阪の友人B大阪から来たエルフ先生の友人。お嬢様と間違いそうな台詞をコテコテの関西弁でしゃべる。
春のお花見の頃、井の頭公園。
- 第一幕第一場:井の頭公園駅の改札外側
- 第一幕第二場:井の頭公園駅前の居酒屋
- 第二幕第一場:井の頭公園駅前
- 第二幕第二場:井の頭公園内(ボートに乗って、降りる)
- 第二幕第三場:弁財天のお堂
- 第二幕第四場:七井橋
- 第三幕第一場:井の頭公園駅前の居酒屋
- 第三幕第二場:秋葉原のイングリッシュパブ
井の頭公園駅の改札外側。春のお花見の頃であり、多くの人でごった返している。
舞台中央にエルフ先生が立っている。照明は暗転、エルフ先生にスポットライト。
エルフ先生私の友人が、興味深い話を持ってきた。
舞台袖に竜神様が立っている。彼女にもスポットライト。
エルフ先生普通の少女のように見えるが、この井の頭公園の池の竜神の娘であり、エルフである私にとっては大家と言える存在である。
エルフ先生そんな彼女と、私は井の頭公園の駅前の居酒屋で飲もうと約束をしていたのだ。
暗転が解ける。竜神様、エルフ先生に近寄る。
竜神様お久しぶりっ。最近、元気してた?
エルフ先生あ……ああ。
エルフ先生、竜神様の言葉にうなずく。
竜神様ちょっと面白い話を聞いたので、先生にお伝えしようと思って、ね。
エルフ先生ほほう……。
真っ赤になるエルフ先生。
竜神様先生に面白いお話を書いてほしいから、この前私が知ったことをお話できたらと思って、ね……。
エルフ先生ご、ご冗談を!
竜神様続きはテーブルで、ね!
駅前の居酒屋。コの字テーブルが置かれており、その中には居酒屋の大将が立っている。傍らにはおでんの鍋があり、壁際には酒瓶が並んでいる。席は十数席ほどしかないが、だいたい埋まっている。
居酒屋の大将あ、お待ちしていましたよ。こちらへどうぞ!!
大将は威勢のよい声で招く。
竜神様では、私はいつもの出汁割りで。で、お通しは茄子の湯通しで!
エルフ先生ああ、私は、この屋守をもらおうか。
居酒屋の大将お通しはどうします?
エルフ先生では、このチャーシューで。