ビルドツールには Maven を使っており、一般的な Maven コマンドが使えます。
テストを実行するには次のコマンドを実行します。
mvn clean test-compile test
アーティファクトをビルドするには次のコマンドを実行します。
target/
に次のアーティファクトが生成されます。
nablarch-fw-batch-parallelizable-<version>.jar
nablarch-fw-batch-parallelizable-<version>-javadoc.jar
nablarch-fw-batch-parallelizable-<version>-sources.jar
mvn clean package
テストカバレッジを取得するためには次のコマンドを実行します。
target/site/jacoco
にカバレッジレポートが生成されます。
mvn clean jacoco:prepare-agent test jacoco:report
ライブラリの依存として Akka Streams を使用しています。
Akka に関係する設定は、Typesafe Config を使用し、
reference.conf で実施しています。
Typesafe Config では他のライブラリの設定項目を上書きする機能はサポートされていないため、
akka.*
から始まる設定項目をこのライブラリのreference.conf
やapplication.conf
から直接上書きすることはできません。
代わりに、lerna.nablarch.batch.parallelizable.akka
に上書きしたい設定項目を定義します。
このライブラリで使用するActorSystem
を作成する際には、
定義してあるlerna.nablarch.batch.parallelizable.akka
の内容と akka
の内容をマージしたConfig
オブジェクトを使うことで、
Akka関連の設定値を上書きしています。
関連コードは ControllableParallelExecutionHandler を参照してください。
次の手順を実行することで、アーティファクト(jar,javadoc,source)をOSSRHにデプロイできます。
バージョンがスナップショットの場合(x.x.x-SNAPSHOT の形式)には、mvn deploy
実行完了後にアーティファクトが利用可能になります。
バージョンがリリースの場合(x.x.x の形式)には、mvn deploy
後に追加でいくつかの手順が必要です。
-
~/.m2/settings.xml
に OSSRH の認証情報を設定します。<servers> <server> <id>ossrh</id> <username>your-jira-id</username> <password>your-jira-pwd</password> </server> </servers>
-
GPGキーリングに
9AE72A11453054CAAD7CCD0820DC5645D15A7854
の秘密鍵をインポートします。gpg --import 9AE72A11453054CAAD7CCD0820DC5645D15A7854.gpg
-
アーティファクトをビルドし、OSSRHにデプロイします。
mvn clean deploy
リリースアーティファクトを公開するには次のコマンドを実行します。
mvn nexus-staging:release
リリースアーティファクトを公開せずに破棄する場合には次のコマンドを実行します。
mvn nexus-staging:drop
※より詳細な情報は、Apache Maven をご覧ください。