#第4章:「変数」ってなんだろう?
この章で学べることは...
・変数とは何か身近なたとえを用いてお話しします。
・なぜ変数というものが必要なのか分かるようになります。
・変数を使って計算をするプログラムがかけるようになります。
##まずはイメージをつかんでみよう! 例: 太郎君はみかんとりんごを友達からもらったので、箱を2つ用意しました。
もらったみかんとりんごを全部手に持つのは大変なので、
箱に一旦入れて数を数える事にしました。
「みかん」という箱にみかんを3個入れ、 「りんご」という箱にりんごを2個入れました。
しかし、太郎君はみかんを1つ食べてしまいました。
みかんの箱のみかんとりんごの箱のりんごを全部あわせると 今現在、合計何個でしょうか?
答え:4個
この例について、プログラミングとどう関連するか見ていこう!
最初はみかんの箱には3個、りんごの箱には2個入っているね。
プログラミングの世界ではこの箱のことを「変数」と言うよ。
もらったみかんとりんごをずっと手に持っていては
他の事が出来なくて不便なので一旦箱にしまうよね。
プログラミングでも同じように変数にものをしまうんだ。
現実には、みかんそのものを箱に入れているけど
プログラミングはパソコン上で行うからみかんを箱に入れる事はできないんだ。
だから、「みかんはX個あるよ」という”数字”を変数に入れるんだ。
みかんの箱にみかんを3つ入れる式はプログラングでは みかん=3 となるんだ。
ここでの「=」は「同じだよ」という意味ではなく、
“変数「みかん」に「3」という数字を入れるよ“という意味になるよ。
これで変数「みかん」の中身は「3」だから、 「3」 と は同じものとして考えることが出来るんだよ。
同じように、 りんご=2 とすると、変数りんごに「2」を入れられるよ。
みかんを食べると箱からみかんが減るように、変数の中身も変わっていくんだ。
さっきみたいに、みかんの箱からみかんが1個減ったときは、
プログラミングでは、
みかん=みかん-1
という式であらわせるよ。
これをすると、”変数「みかん」-1”すなわち”3-1”の結果の
“2”が新しい変数「みかん」の中身になるね。
最後に箱の中身を足し算してみよう!
みんなが実際に数を数える時は、
“(みかんの箱の)2個+(リンゴの箱の)2個”
というように数字で計算するよね。
でも、プログラミングでは、
“変数「みかん」+変数「りんご」”というように
変数同士を足し算しても中身の数字を計算してくれて同じ結果になるよ。
をプログラミングで表すと・・・
と表せるんだ。
今の例を実際に自分で書いてみよう
今は、変数の名前を分かりやすいように「みかん」とか「りんご」とか ひらがなの名前を使っていたけど、実際のプログラミングのコードではひらがなを用いることはできないんんだ
変数の名前の付け方については以下のようなルールがあるよ
・1文字目は英文字かアンダーバー
・2文字目移行は英数文字、アンダーバー
・大文字と小文字は区別される
大文字と小文字を区別するというのは、変数「Abc」と変数「abc」は違う箱になるということだよ。
##練習問題:実際に自分で書いてみよう! 問題:変数mikanに3、変数ringoに2を代入して、mikanとringoを足し算してその結果を出力してください。
解答