計算に必要な関係写像が、 ひとつの節のなかにすべて定義されていれば、 それをつなぎ合わせられます。 しかし、関係写像が部品のようになっており、 外部の節の関係写像を参照したいこともあります。 このノートでは、そのための方法を考えましょう。
例として、つぎのような節があるとします。
a : source ...
b : source ...
|== C : a | meet b
ここから関係写像 b
を外に移動させます。
b
のための場所を予約しておくという意味を込めて、
reserve
という単語を使いましょう。
ほかには outer
もよいかもしれません。
a : source ...
|== C : a | meet (reserve b)
この節が a.k
というファイルにあり、
b
の定義が b.k
というファイルにあるならば、
それらを同時に koshu
コマンドに与えることで、
b.k
のなかの b
の定義が、
a.k
のなかの予約された b
に挿入されます。
$ koshu a.k b.k DATA.k
もし、つぎのように、reserve
なしで
b
だけが書かれていたら、エラーになります。
a : source ...
|== C : a | meet b
このノートが書かれた時点のバージョン 0.38 の甲州計算機には、 この機能は実装されていません。