日常の中でおもしろいと思うことを挙げ、面白い要素と理由の2点
私が日常の中で面白いと思うことの1つとしてムダ毛処理を挙げる。
ムダ毛処理というのは自分の毛、あるいは他人の毛を刃物やそれに準ずる道具で取り除くことである。また、人間に対してだけでなくペット・家畜の動物に対して行われることもあり。この場合毛刈りと呼ばれることもある。
ムダ毛処理の面白い要素は2点考えられる。
1点は毛を処理する行為自体が楽しい点である。 毛を剃る際には剃られる側が毛を切られる感覚を受け取ったり、剃る方側も用具を通じて毛を刈る際の振動を感じ取っている。 また切る、切られるという感覚が断続的に複数の箇所で起こることで、独特なフィードバックを受け取ることができる。
もう1つは対象をきれいにすることができる点である。 例えば、掃除に代表される様に対象をきれいにすること自体できれいになった状態を見ることで爽快感を得ることがあげられる。 また、ムダ毛を整えることで毛並みを調整し、印象を理想の状態へ近づけることも可能である。
逆に面白くない要素としては、苦痛を伴うことが挙げられる。 処理の最中に地肌を傷つけ痛みが出てしまったり、想像通りの仕上がりにならず苦悩してしまう点が挙げられる。
これらの要素を踏まえて、現在開発中の作品について述べる。 概要としてはスマートフォン(iOS)をバリカンに見立ててAR空間上の羊の毛を刈り取る作品である。 工夫点としては上述した面白い要素である毛を刈る際の振動もバイブレーションを用いて再現し、 現在残っている毛の数も表示することでどのくらい綺麗にすればいいかをわかりやすくしている。