音信号のためのWavelet変換の実装例と各種ツール

2007.7.24 伊藤 彰則

1. インストール

インストールにはgccとmakeが必要．gccがない場合には，Makefile の CC=gcc の部分を変更する．Windowsの場合は cygwin を使えば簡単．

make

で各種ツールがコンパイルできる．

2. ツールの説明

• calc-error file1.wav file2.wav

  file1.wavを原音，file2.wav を加工音として，加工音のSN比を計算・表示する．

• addnoise mag infile.wav outfile.wav

  大きさ -mag～+mag の一様乱数を使って，infile.wav に雑音を付加し，outfile.wav に 出力する．

• wavdiff infile1.wav infile2.wav outfile.wav

  infile1.wav と infile2.wav のサンプルごとの差を計算し，outfile.wav に出力する．

• wavlength file.wav

  file.wav の長さを秒で表示する．

• wavelet-sample infile.wav outfile.wav

  infile.wav の信号をWaveletにより分解・再合成して outfile.wav に出力する．プログラム が正しければ，outfile.wav の内容は infile.wav とほぼ同じになる．

3. ライセンス

伊藤彰則が著作権を保持する． (C) Copyright 2007 by Akinori Ito, aito@fw.ipsj.or.jp

利用者は研究・教育目的に限り，このソフトウェアを利用することができる． 本プログラムはas isで提供されるものであり，著作権者は本プログラムに関する要望・ 質問等に対応する義務を有しない．著作権者は，プログラムの利用可能性および利用し た結果について一切の保証を行わない．