Rubic(ルービック)は、Ruby言語を用いた組込みボードのプロトタイピング環境です。
スクリプト入力画面でプログラムを書いたら、接続しているボードを選択して[実行]ボタンを押すだけで、プログラムがボード上で走り出します。
本ソフトウェアは、Google Chrome™アプリとして提供され、Chromeの動作環境(Windows / Mac OS X / Linux / Chrome OS)であればどの環境でも使うことができます。
- スケッチの編集/保存 (保存先はPCのローカルストレージ)
- Rubyからmruby中間コードへのビルドおよび対応ボードへの転送
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PERIDOT (http://osafune.github.io/peridot.html)
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ボード側ファームウェアは、RBF-Writer (https://chrome.google.com/webstore/detail/peridot-rbf-writer/lchhhfhfikpnikljdaefcllbfblabibg) を用いて、下記のファームウェアを事前に書き込んでおく必要があります。
https://github.com/kimushu/rubic-catalog/tree/v0.1.x/PERIDOT
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GR-CITRUS (https://github.com/wakayamarb/wrbb-v2lib-firm)
- 0.2.2 から対応しました。
- ボードは秋月電子通商 (http://akizukidenshi.com/) から購入できます。
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Wakayama.rb ボード (https://github.com/tarosay/Wakayama-mruby-board)
- 0.2.0 から対応しました。ボード側ファームウェアのバージョンは「ARIDA4-1.29(2015/12/8)f3」以降を用いて下さい。
Rubicアプリ本体はCoffeeScriptから変換されたJavaScriptで構成されており、その内部には、emscriptenでビルドすることでJavaScriptに変換されたmrubyが同梱されています。
[実行]ボタンが押されると、同梱されたmrubyが起動してスケッチのRubyスクリプト(.rb)をmrubyの中間コードファイル(.mrb)に変換します。変換された中間コードファイルは接続した組込みボードに書き込まれ、ボードがリセットされてすぐに動き始めます。
- 2016/10/18 : 0.9.1 Chrome バージョンアップに伴う不具合の緊急修正
- 2016/10/09 : 0.9.0 ハードウェアカタログ追加、複数ファイル編集対応、UIの日本語化
- 2016/05/14 : 0.2.2 GR-CITRUS 対応追加
- 2015/12/10 : 0.2.0 Wakayama.rb ボード対応追加、出力ウィンドウ追加
- 2015/04/19 : 0.1.0 初回リリース
- (2016/11) 1.0.0 リリース予定。英語UI対応、ファームウェア書き換え機能の内蔵、PERIDOT向けファームウェアの追加等。
- 多言語対応(JavaScript/Lua/micropython)
- Chromeアプリ終了に伴うElectronへのプラットフォーム移行
- 不具合のご報告や機能追加等のご要望は、GithubのIssuesページ (https://github.com/kimushu/rubic/issues) へ登録いただけますと幸いです。Issuesは日本語で記述して頂いて問題ありません。
Rubic本体のソースコードは、MIT Licenseで公開されています。
同梱された各ライブラリのライセンスについては、「左上のメニュー→このアプリの情報」から確認できます。
Rubicは、各種対応ボードの最新ファームウェアを利用できるよう、インターネットに接続してカタログ情報の取得を行います。 この際、取得するボードの種類が送信されますが、ユーザの書いたスケッチのソースコードや、ユーザアカウントの情報を送信することはありません。