ブラウザ上で AI を用いた画像変換ワークフローを視覚的に管理するためのツールです。フロントエンドのみで完結しており、バンドラやフレームワークは不要で、HTML/CSS/バニラ JavaScript と vis-network だけで動作します。ワークフローの編集と、Cloudflare Worker 経由の Replicate 呼び出しを組み合わせて、プロンプト付きの画像生成や一括処理を行えます。
- ノードベースのワークフロー編集: ノードの作成・削除、エッジの接続、詳細パネルでの属性確認、読みやすさを保つ自動レイアウト。
- プロンプトとアスペクト比の編集: エッジごとにプロンプト、モデル、アスペクト比を保持し、プロンプトモーダルから編集可能。アスペクト比は
1:1、4:3、16:9などの形式で表示されます。 - バッチ生成操作: バッチ生成、ノードへのアップロード、マージ、トランスフォームといった操作ボタンが
workflowApp.jsとcanvasController.jsを通じてネットワーク状態を更新します。 - API 設定の保存: 設定モーダルで Replicate API キー(および IO Intelligence キー)を入力し、
localStorageに保存します。 - Replicate / Nano Banana 連携:
transformationService.jsから Cloudflare Worker プロキシ(cloudflare-worker-v5.js)に対してgoogle/nano-bananaの推論を実行し、アスペクト比や出力形式の指定を反映します。
- フロントエンド: 主要な UI は
index.html、css/workflow.css、およびjs/配下のモジュール(workflowApp.js、canvasController.js、config.js、transformationService.jsなど)で構成されています。vis-networkによりキャンバス上でノード・エッジを描画し、tailwind.cssのユーティリティを活用したスタイリングを行っています。 - Cloudflare Worker プロキシ:
cloudflare-worker/cloudflare-worker-v5.jsは Replicate へのプロキシとして動作し、R2 への保存や許可済みエンドポイントの検証に対応します。独自にデプロイしてエンドポイント URL を得る必要があります。 - シェルスクリプト:
sh/imgen_batch.shはバッチで Replicate を呼び出す CLI ラッパーで、ブラウザを開かずにまとめて生成したいときに使えます。
- リポジトリのルートを静的サーバーで配信します(例:
python -m http.server 8000)。ブラウザでindex.htmlを開きます。 - 右上の設定モーダル(⚙️)から Replicate API キーを入力し、必要に応じて Cloudflare Worker のプロキシ URL を変更します(既定値:
https://replicate-nanobanana.skume-bioinfo.workers.dev/proxy)。 - ノードを追加してエッジを接続し、プロンプトやアスペクト比を設定します。ツールバーからトランスフォームやバッチ生成を実行すると、エッジ情報を基に Cloudflare Worker にリクエストが送信されます。
- アスペクト比やプロンプトの入力欄は
index.htmlとworkflowApp.jsに実装されています。保存先はエッジのデータ属性で、localStorageには API キー等の設定のみ保存されます。 - Replicate への呼び出しは
TransformationServiceを経由して Cloudflare Worker に送られます。プロキシのエンドポイントが無効な場合や CORS の設定に問題がある場合、ブラウザのコンソールにエラーが表示されます。 ../favicon/nu-circle.svgが参照されていますが、favicon/ディレクトリは同梱されていません。必要であれば自身で追加してください。- Cloudflare Worker のデプロイは自動化されていません。
cloudflare-worker/cloudflare-worker-v5.jsを Cloudflare にアップロードし、得られたエンドポイントを設定モーダルに入力してください。
paper_jpn.md: 仕組みや背景の解説を日本語でまとめたドキュメントです。併せて参照してください。