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キツネと、タヌキと、にんげんと。

とある山にその山そのものをご神体とする、キツネの狛犬が有名な神社がありました。

そこでは、キツネと、タヌキと、人間が、それぞれ別の場所で、互いに関わらず生きていました。

でもお祭りの日の一日だけ、どの種族も皆、お祭りへ集まります。キツネも、タヌキも、人間も、皆この日が大好きだったからです。でも、キツネも、タヌキも人間に化けているものですから、キツネも、タヌキも、人間も、お互いにその事は知りません。

そんなある日。

今年も盛大に行われたお祭りを楽しんだタヌキの「ロロ」は、川辺で俯く、人間の女の子と出会います。どうやら女の子は訳アリのようで…!?

キツネとタヌキと人間の紡ぐ、とーっても大変だけれど、とーってもにぎやかな、物語の開演です!

人見知りで恥ずかしがり屋のキツネのころんは、他のキツネと違って、お祭りの日は嫌いでした。ですから、誰もいない川辺を探してそこで川面を眺めていました。そんなところに、ころんとは正反対の、元気いっぱいの人間の女の子がやってきて、「あたしと遊ぼう!」と誘われます。ころんは、人間の女の子と仲良くすることは、できるのでしょうか?

さらにその上、予想外の出来事が積み重なって…!?

突然、大切な跡取りを失った神社は、神社総出で巫女の捜索に乗り出します。

しかし、事を荒立てるわけにはいきません。今日も神社は、通常通りに営業しています。部下であり、親友でもある大森つばきは、今日もいつも通り神事を執り行いながら、大切な友達が無事であるように祈ります。

ころんとロロが助けた女の子は、キツネとタヌキ、両方に護られて回復していきました。

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