Skip to content

Release neomutt-eaw-appimage v20240101-CURRENT_HEAD_53

Latest
Compare
Choose a tag to compare

neomutt-eaw-appimage -- EAW 対応 neomutt を起動する AppImage パッケージファイル作成用の Vagrantfile

概要

neomutt において、 Unicode の規格における東アジア圏の各種文字のうち、いわゆる "◎" や "★" 等の記号文字及び罫線文字等、 East_Asian_Width 特性の値が A (Ambiguous) となる文字 (以下、 East Asian Ambiguous Character) が、日本語環境で文字幅を適切に扱うことが出来ずに表示が乱れる問題が発生しています。

このリポジトリは、軽量な CLI メールクライアントである neomutt において、Unicode の規格における東アジア圏の各種文字のうち、いわゆる "◎" や "★" 等の記号文字及び罫線文字等、 East_Asian_Width 特性の値が A (Ambiguous) となる文字 (以下、 East Asian Ambiguous Character) が日本語環境で文字幅を適切に扱うことが出来ずに表示が乱れる問題を修正した neomutt を起動する AppImage パッケージファイルを生成するための Vagrant 仮想環境を構築する Vagrantfile 等を含むリポジトリです。

本リポジトリの詳細な使用法については、リポジトリ内の README.md を参照して下さい。

なお本ページでは、 East Asian Ambiguous Character が日本語環境で文字幅を適切に扱うことが出来ずに表示が乱れる問題を修正した軽量な CLI メールクライアントである neomutt の最新の HEAD 版を起動するための AppImage パッケージファイル も併せて配布しています。

AppImage パッケージファイルの使用法

まず、ビルド済の AppImage パッケージファイル である neomutt-eaw-HEAD-xxxxxxxx-x86_64.AppImage (此処に、 xxxxxxxx は最新の HEAD 版の commit 番号を表す。以下同様。) を本ページよりダウンロードします。

この AppImage パッケージファイル neomutt-eaw-HEAD-xxxxxxxx-x86_64.AppImage を、以下の通りにして実行権限を付与し、環境変数 PATH が示すディレクトリに配置します。

そして、 neomutt-eaw-HEAD-xxxxxxxx-x86_64.AppImage から neomutt にシンボリックリンクを貼ると、コマンドラインから neomutt と入力することで、 East Asian Ambiguous Character を全角文字の幅で表示する差分ファイルを適用した neomutt が起動します。

  $ chmod u+x ./neomutt-eaw-HEAD-xxxxxxxx-x86_64.AppImage
  $ install -v ./neomutt-eaw-HEAD-xxxxxxxx-x86_64.AppImage /usr/local/bin    # (一例として /usr/local/bin 以下に導入する場合を示す。)
  $ cd /usr/local/bin
  $ sudo ln -sf neomutt-eaw-HEAD-xxxxxxxx-x86_64.AppImage neomutt
  ...
  $ neomutt
  ...

ここで、 East Asian Ambiguous Character が日本語環境で文字幅を適切に扱うことが出来ずに表示が乱れる問題を修正した neomutt の使用法の詳細については、 "[z80oolong/eaw -- 各種 CLI アプリケーション等において East Asian Ambiguous Character を全角文字の幅で表示するための Formula 群][EAWF]" を参照して下さい。

なお、本ページで配布されている最新の neomutt の HEAD 版の AppImage パッケージファイルの sha256 ハッシュ値を以下に示します。

16374944a9b3c4d6a35c7fc3923bc99628f678bb5ec5e421727f1d9e7238a1b4  neomutt-eaw-HEAD-00cbe540-x86_64.AppImage

変更点

本ページにて配布中の AppImage パッケージファイルを、最新の HEAD 版に対応させました。現在の最新の HEAD 版の AppImage パッケージファイルは、 neomutt-eaw-HEAD-00cbe540-x86_64.AppImage となります。

前の版より、 AppImage を構築するための仮想環境を qemu-kvm より、 lxc ベースのものに変更しました。そして、ホスト OS と仮想環境間のファイル共有を rsync を用いたものに変更しました。

また、 Homebrew でビルドした neomutt を正常に動作させる為に、 AppImage パッケージファイルに glibc.so.6 及び ld_linux*.so を同梱しております。

なお前々版より、本リポジトリの仮想環境より旧安定版と最新の安定版及び最新の HEAD 版の AppImage パッケージファイルを一括でビルドする方式を改め、単独の安定版および HEAD 版を生成するように Vagrantfile を大幅に変更しています。

また、今後は最新の HEAD 版の neomuttAppImage パッケージは、本ページにて更新する予定です。

謝辞

neomutt に関して East Asian Ambiguous Character が日本語環境で文字幅を適切に扱うことが出来ずに表示が乱れる問題の修正にあたっては、 Markus Kuhn 氏の協力及びソースコードの参考を得ました。 Markus Kuhn 氏に心より感謝致します。

最後に、 neomutt の開発コミュニティ及び neomutt に関わる全ての人々に心より感謝致します。

使用条件

本リポジトリは、East Asian Ambiguous Character が、日本語環境で文字幅を適切に扱うことが出来ずに表示が乱れる問題を修正した軽量な CLI メールクライアント neomutt を起動するための AppImage ファイルを生成するための Vagrantfile 等を含むリポジトリであり、Z.OOL. (mailto:zool@zool.jpn.org) が著作権を有し、 MIT ライセンス に基づいて配布されるものとします。

本リポジトリの使用条件の詳細については、本リポジトリに同梱する LICENSE を参照して下さい。

また、本ページにて配布している AppImage ファイルは、 East Asian Ambiguous Character が、日本語環境で文字幅を適切に扱うことが出来ずに表示が乱れる問題を修正した軽量な CLI テキストエディタ neomutt を起動するためのビルド済み AppImage ファイルであり、neomutt の開発コミュニティの各氏及び Z.OOL. (mailto:zool@zool.jpn.org) が著作権を有し、neomutt のライセンスと同様である [GNU GPL 3.0 License][GPL3] に基づいて配布されるものとします。

本ページにて配布している AppImage ファイルの使用条件の詳細については、 "[GNU GPL 3.0 License の公式ページ][GPL3]" 等を参照して下さい。